PROJECT 02

トライ式高等学院

不登校は一生涯の挫折ではない
“全く新しい高校のカタチ”を創造

すべての子どもの新しい未来をつくるために。
わずか3ヶ月というスピードで事業化

家庭教師のトライ、個別教室のトライと事業を拡げ、次にトライが考えたのは全国で17万人存在するといわれている「不登校」「引きこもり」という社会問題を解決すること。そこで彼らの新しい未来を創るべく、通信制高校サポート校トライ式高等学院を開校した。2010年2月のことである。

実は、トライ式高等学院は全くのゼロからできた事業というわけではない。家庭教師のトライを利用される生徒の中に、不登校・引きこもりで学校に通えなくなった方は一定数いたが、高等学院ができるまでは、いわゆる教科指導をするに留まっていた。

しかし、その一方で自宅で授業を受けるだけで、不登校・引きこもりの境遇にある生徒が、本当の意味で救うことができているのだろうか。今のままだと、不登校の生徒全てを救うことはできない。本当にそれで良いのか。という思いから、トライ式高等学院は始まった。

通信制高等学校は年間20日の通学となっている。ならば、残りの日は学校のように生徒達に関わっていこうという企画書を書きあげたのが、2009年12月だ。翌月にはCMが決まり、わずか3ヶ月というスピードでトライ式高等学院が開校した。「企画立案から開校準備のすべてを任されたのが、入社9年目。当時から若い社員にチャンスを与え、挑戦させてくれる社風でした。もちろんプレッシャーはありましたが(笑)」と木村は照れくさそうに語った。

マンツーマンにこだわり、キャンパス・信頼関係を築く。
2020年には7,500名まで成長

「私たちは、“キャンパス”という居場所を実際に作ることにしました。トライには、個別教室のトライの教室があります。個別教室は夕方からしか授業は始まらない。だったら朝から夕方までトライ式高等学院で活用しよう、と閃いたのです。もちろん授業は、トライがこだわってきたマンツーマン。はじめは心を閉ざしていた子どもたちも、1対1のコミュニケーションを通じ、教師との信頼関係が生まれ、やがて自信や目標を持つようになりました」というのは、開校から携わっている伊藤だ。

また「新規開校はすべてがゼロからのスタート。PR活動から周辺の学校周りなど地道ではありますが、開校して生徒が10人から15人になり、30人になり、キャンパスが個性を持ち、ひとつの社会になっていくプロセスを体感できるのは、非常に嬉しく感じます」と笑顔で話してくれた。2018年にはトライ式高等学院の生徒数は5,000名を超え、2019年にはキャンパス数が80教室以上となった。

「すべての生徒の夢や目標を必ず叶える」が、トライ式高等学院の理念

トライ式高等学院は、生徒一人ひとりの夢や目標を叶える場です。そして、勉強ができるということはそのための必要条件であり、生き抜く力・社会経験を身につけることが夢を叶えるための十分条件。

課外活動・海外留学の企画運営を担当する佐藤は、「高等学院では、授業で学力を高めることはもちろん、林間学校やボランティア・職業体験など様々な課外活動・キャリア教育の機会を、どんどん生徒に提供していきます。はじめは教室に来られなかった生徒も、多くの人達との関わりの中で、心が解けていき、前向きな気持ちで教室に通うことができるようになる姿を何度も目の当たりにしてきました」と嬉しそうに言う。

また木村も「生徒たちに優しく接することが常に最善とも私達は考えていません。社会で生き抜く力を養うためにも、叱るべきときには叱ること。子ども扱いするのではなく、1人の大人として生徒に接することが、卒業後に生徒が自立していくために、一番の近道です。生徒を卒業させることが高等学院のゴールではなく、不登校だった全ての生徒が夢や目標を見つけ、叶える力を身につけることが、この事業のゴールなんです。そのレベルにたどり着くためには、まだまだ仕組みができていない部分があります。自分自身も進化していかねばと常々考えています」と、木村は意欲を見せる。

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この度は、株式会社トライグループに
興味を持っていただき、誠にありがとうございます。
皆さまにお会いできることを、
心より楽しみにしております。