現状分析と志望校分析の内容をもとに、目標達成のための戦略を立案します。トライでは、「合格最低点戦略」という考え方に基づいてオーダーメイドカリキュラムを作成します。
「合格最低点戦略」とは?
入試の合否を決めるのは、受験科目の総合点が合格最低点を超えているかどうかです。そのため、志望校の合格最低点を確認し、自分の得意・苦手に合わせて、無駄のない戦略を具体的に立てることが合格への近道です。この合格最低点を超えるための戦略が「合格最低点戦略」です。
この考え方に基づき、「まんべんなく実力をつけること」「苦手を全て無くすこと」は、医学部受験突破のためには必ずしも必要ではありません。入試までの限られた時間をいかに効率よく使うかを重視してオーダーメイドカリキュラムを立案します。
順天堂大学を目指す場合
順天堂大学の得点配分は
英語200点 + 数学100点 + 理科(2科目)200点 = 合計500点です。
⇒順天堂大学の合格者の点数を分析し、4科目の筆記試験で350点得点することを目標として設定します。
350点得点するための戦略は、お子さまの学習状況や得意・不得意によって大きく変わります。
トライでは、医学部受験専門チームによる分析と合格最低点戦略の考え方に基づいて、一人ひとりに合わせた具体的な戦略を立て、カリキュラムの内容を決めます。
英語が得意で数学・化学が
苦手なAさんの場合
- 【得意科目】
- 英語:速読することが得意である。
- 【苦手科目】
- 数学:応用問題になると手が止まってしまう。化学:計算を含む問題が解けない。
- 順天堂大学の英語は文章量がかなり多いため、速読が得意なAさんは高得点を取れる。
- 苦手な数学は、教科書の章末問題レベルを確実に取りつつ50点を目指す。
- 化学は、苦手な計算問題については基礎をおさえ、有機・無機の範囲で着実に点数を取っていく。
- やや難しい問題が多い生物は、マーク形式の問題で満点を目指し、70点を獲得する。
数学・生物が得意で化学が
苦手なBさんの場合
- 【得意科目】
- 数学:計算・処理能力が高く、特に微分・積分が得意である。生物:多くの人が苦手な遺伝が得意。
- 【苦手科目】
- 化学:理論分野の理解が不十分で、計算問題も得点できない。
- 英語の長文問題の中で、難度が高くない問題でしっかりと点数を取る。
- 数学は、頻出の微積を確実に得点しつつ、差のつく問題も完答する。
- 化学は、無機有機分野を直前に集中して対策し、半分の50点を目指す。
- 得意な生物では、出題範囲が広い順天堂の問題に対応して高得点を狙う。