【静岡県】高校の偏差値一覧・受験情報

漢字の配点は6点で、これは全体の12%に当たります。
大問１「小説文」大問２「論説文」大問３「委員会からの案内文、放送原稿など短文を読解・修正する問題」大問４「古文」大問５「作文」
文章問題は「読解力」が問われますが、小問の中に「文法問題」が出題されています。特に「品詞分類」「動詞の活用」の問題は頻出です。大問３の「短文を修正する問題」でも表現を「敬語に直す」問題が頻出なので読解力だけでなく文法知識、言葉の決まりを身についておくことが求められます。作文は減点法のため書き上げるようにしましょう。
文章が長く速読力が求められるため、要点を掴んで文章を素早く読む練習に取り組むことが大切です。

問題形式に大きな変化はありませんでした。
リスニングの配点は14点で、これは全体の28%に当たります。
4つの大問で構成。大問1はリスニング、大問2は会話文、大問3は英作文、大問4は長文問題で構成されます。
英作文が２題出題されます。（大問２・３）そのため，正しい文法の使用と同時に自分の意見を正しく英文に書き起こす力が必要となります。大問4の長文は大問の中に、文法問題、並び替え問題、正誤問題、日本語訳、英作文と複数の形式で出題されます。
英単語や英文法の基礎を早期に固めた上で、英語長文の読解や英作文、リスニングなどの対策を行う必要があります。

空間図形やデータの活用などの出題の順番が例年と異なりましたが、全体を通して問題量や形式には大きな変更はありませんでした。
配点には若干変化がありました。昨年度の配点は空間図形が6点、データの活用が4点でしたが、今年度は空間図形が7点、データの活用が3点でした。その他は昨年度の配点と同じでした。

小問集合の配点は18点で、これは全体の36%に当たります。
大問７の証明問題は6年ぶりに、二等辺三角形の証明問題でした。
動点Pが証明に含まれていましたが明確に図で表されていたため、考えやすかったでしょう。
昨年難易度が高かった大問4の空間図形は例年通りの難易度になり解きやすい問題でした。
大問5のデータの活用は標準レベルでした。箱ひげ図から読み取る問題は、対策をしていれば解ける問題でした。
大問6の関数は、前年度と同じくタブレット端末を使用した内容の問題が出題されました。
難しい問題でしたが、例年通りの難易度でした。
大問7は難しい問題でしたが、全体としては標準的な難易度でした。応用問題ばかりをやるのではなく、基礎・標準レベルの問題を確実に得点していくことが重要でした。
各単元の基礎を固めた上で、小問集合や基本的な問題で演習を積みつつ、文章題や応用問題にも積極的に取り組むことが必要です。

例年通り、小問集合・生物分野・化学分野・地学分野2問・物理分野の大問6題で構成されており、教科書の全範囲から出題されました。

大問1は小問集合、大問2は生物（人間の体、食物連鎖）、大問3は化学（物質と化学変化）、大問4は地学（天体）、大問5は地学（天気）、大問6は物理（物理現象と運動エネルギー）
試験では、単語の基礎知識だけでなく、図や表を使った思考を要する問題も多く出題されます。そのため、「なぜそうなるのか？」という理解が重要とされています。また、試験時間に対して問題の文章も長いため、速読と読解力を駆使して、問題文から必要な情報やヒントを効果的に抽出する能力が求められます。
実験の注意点や考察、説明など深い理解を問われる問題も多いため、自分で説明できるまで演習することが必要です。

問題文が長文化しており、政治的課題や社会問題に関する問題が出ています。

大問4つで「歴史」「日本地理」「世界地理」「公民」の構成です。
今年度の公民では久しぶりに地方自治の問題が出題されました。
歴史は時代別、時系列を関連付けて覚えると効果的です。
地理は地図・グラフ・表の読み取りの練習が必要です。資料集を使ってグラフや表の勉強もしましょう。
公民は3年生で学習する内容のため、得点のチャンスです。
全体の6割が記述問題のため、暗記だけでなく原因・理由・結果も理解しておきましょう。
高得点の分かれ道となる図表問題を攻略するためにも、早めに基本知識を定着させて積極的に問題演習に取り組む必要があります。