熊本県の高校の偏差値一覧・受験情報

難易度や出題形式に大きな変更点はありませんが、年々対話文の出題割合が高くなってきています。
リスニングの配点は12点で、これは全体の24%に当たります。
大問１から順に「リスニング」「小問集合」「対話文」「長文」「英作文」の問題。学校によってA・Bの選択式となり、大問２・３は共通問題です。
リスニングのA・Bは１回のみ放送のため、事前に選択肢に目を通しておく必要があります。大問２の小問集合は対話文の問題が多く、図や表の正確な読み取りも必要です。大問３は対話文に対する登場人物の対話を読み解く形式となっており、発言者の意見や要点を正しく把握する力が求められます。
英単語や文法などの基礎を早期に固めた上で、対話文や長文読解、英作文などの対策が不可欠です。

・図形問題が多く出題されるため、対策が必要です。
・難易度は高くありませんが、問題文が長く情報処理能力が問われる問題に対応する力が求められます。
小問集合の配点は26点で、これは全体の52%に当たります。
基本事項の理解と演習の充実度が、得点差を生み出す要因となる出題となっています。努力が結果に直結する良問です。思考力を必要とする問題と、頻出する問題に対応できる学力を測る問題に分かれています。
図形の最後の問題（第4問、第6問）は受験生にとって難しいとされています。問題文が長いため、時間配分が重要です。難易度は高くないものの、問題を読んだ瞬間に解法が思い浮かぶよう、頻出問題の練習が必要です。ただし、図形問題はバリエーションが豊富であり、基本的な理解の深さが正答率に大きく影響します。そのため、基本を徹底的に理解することが不可欠です。
各単元の基礎を固めた上で、小問集合や基本的な問題で演習を積みつつ、文章題や応用問題にも積極的に取り組むことが必要です。

漢字の配点は5点で、これは全体の10%に当たります。
大問１は漢字、文法、書写の知識問題、大問２は会話文、資料からの読み取り、大問３は論説文、大問４は小説、大問５は古典が出題されています。
大問１で漢字以外に書写の知識を問う問題が１題、文法問題が２題出題されます。特に文法問題は全体の正答率が低い問題となっています。各１点と配点自体は高くありません。大問３の論説文の読解の終わりに作文問題が出題されます。字数は150～175字、配点は６点と非常に重要な問題です。大問５の古典は漢文ではなく古文が出題されます。全体を通じて、記述、書き抜き、選択と解答のバリエーションが多く問題のボリュームもあるため時間の管理が重要な教科です。
記述問題が多く「書く力」が求められるため、日頃から問題演習や要約を通して鍛えておくことが必要です。

大問の構成については大きな変更はありませんでした。難易度は平年並み～やや難化程度、出題傾向については大きな変化はありませんでした。

大問１から順に、生物から細胞と動物の反射、地学から太陽系と気象、化学から溶解度と電気分解、物理から磁石と電流でした。
問題全体を通して、中１～中３までの履修内容が満遍なく出題されています。また、どの大問にも実験が絡む問題が出題されています。図や表、グラフも多く、しっかりと内容を読み取って答える問題や、計算問題、記述問題も複数出題されており、日頃より幅広く対策を行うことと、正確に情報を収集する能力が求められます。
まずは基本知識を押さえ、用語や実験に関する理解を深めつつ、計算問題や記述問題を解けるように練習していくことが大切です。

大問1「世界地理」・大問2「日本地理」、大問3,4「歴史」、大問5,6「公民」の構成で、各分野バランスよく出題されます。
地理は表やグラフ、地図などを読み取る力が必要です。
歴史は一つの時代ではなく、テーマごとに通史で理解を深めましょう。
公民は現代社会の問題と結び付けて理解を深める習慣が必要です。
全体的に基本的な事項を出題されるので、教科書の内容を確実に理解しておきましょう。
まずは用語や基本知識を押さえて、基本問題を得点源とした上で、図表問題や記述問題に対応できる思考力を鍛えていくことが大切です。