高校受験情報

各都道府県の公立高校入試を突破するカギは、内申点アップに向けた効果的なテスト対策と、実際の入試傾向に即した受験対策です。また、国立・私立の高校入試では学校ごとの出題傾向に合わせた学習が欠かせません。第一志望校の合格に向けて、まずは入試制度や受験情報、入試問題の特徴を把握し、効率的に学習を進められるようにしましょう。

高校受験概況

2020年の教育改革により、全国的に入試問題の傾向に変化が生じています。基本的な知識を問う問題に加え、「思考力・判断力・表現力」を問う応用的な問題の比重が増加しました。そのため、グラフ・資料を分析して答える問題や、理由・考え方を記述する問題、単元を横断した融合問題に対応できる力をつけることが重要です。また、新課程に合わせて、数学の箱ひげ図、英語の仮定法なども問われるようになりました。以前は高校で習っていた難しい内容ということもあり、対策を十分に行えたかどうかが点数に直結しています。大学入学共通テストに寄せた問題も数多く見られ、今後も大学入試改革や指導要領改訂に連動して、出題傾向が変化することが予想されます。基礎を身につけるのは勿論のこと、「思考力・判断力・表現力」を日頃から鍛えることが大切です。

ここがポイント

「思考力・判断力・表現力」を問う問題が増加

資料読解問題や融合問題への対策を

基本の定着に加えて大学入試に生きる応用力を鍛えよう

公立高校受験では、入試本番の点数だけでなく「内申点(評定、調査書点)」も非常に重要です。受験の合否は入試本番の点数と内申点をもとに決まります(比率や算出方法は都道府県により異なります)。つまり、内申点が高いほど、合格に必要な入試本番の点数は下がり、ほかの受験生と比べて有利になります。
内申点は、学校での授業態度や提出物の提出状況、定期テストの点数をもとに決められます。全ての都道府県で、内申点には副教科の成績も含まれます。また、副教科が5教科より重視される場合もありますので、副教科でしっかりと内申点を確保することが大切です。定期テスト前は早めに5教科の対策を終わらせ副教科の対策に時間を割きましょう。3年生になってから本格的に学習を始めるのではなく、1年生のうちからコツコツ学習を重ね、定期テストでしっかり点数を取れるようにしましょう。特に推薦入試での進学を検討しているお子さまは、内申点を強く意識する必要があります。
高校入試の入試形式は都道府県ごとに異なります。各地の都道府県教育委員会のHPから情報を確認しましょう。
私立高校については学校ごとに形式が異なります。志望校の入試に関する情報は必ず早めにチェックしておきましょう。

ここがポイント

内申点は当日試験の比重を軽くする上でも重要

定期テストや日々の授業、提出物にしっかり取り組むこと

トライ式 高校受験FAQ

高校受験にまつわるよくある質問を掲載しています。
受験に関することでわからないことがあれば、いつでもトライさんに相談してください。

公立高校入試の制度や点数の算出方法は?

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公立高校の入試制度は、都道府県ごとに異なります。例えば東京都であれば、内申点300点、入試本番の点数700点、そしてスピーキングテスト「ESAT-J」の点数が加わり、合計1020点で評価される学校が多いです。内申点は中学3年生の点数が評価対象となり、美術や音楽などの実技科目は2倍で計算されます。一方、大阪府では、内申点は合否に関わりますが、中学3年時だけでなく、1年~2年時の内申点も評価の対象となり、中1:中2:中3=1:1:3の傾斜をかけて内申点を算出します。
詳しくは、各都道府県の高校受験情報ページを参照してください。

学年ごとに注意しないといけないことは?

回答を見る
 

中学1年生

  • つまずくポイント

    1年生で最もつまずきやすいのは、「初めての定期テスト」です。小学生のうちは、単元ごとに実施される「カラーテスト」で、範囲も狭く易しい問題が多いため、特別な勉強をしていなくても高得点をとりやすいのですが、中学生のテストは出題範囲も広く、必要な対策ができていないと思うように得点できません。初めてのテストで低い点数をとってしまったり順位が悪かったりすると、その後の勉強に自信をなくしてしまうお子さまが多いです。

  • 攻略法

    1年生の学習のポイントは、定期テストに向けた勉強のやり方をマスターすることです。テスト勉強は最低でも2週間前から計画を立てて取り組みましょう。テスト前は、平日1時間、休日3時間は机に向かいましょう。また、副教科の勉強内容は試験直前にならないとわからないことが多いため、早めに5教科の対策を終えて時間を確保しましょう。とはいえ、テスト前につめこんで勉強しても本当の実力にはなりづらいです。1年生のうちに日頃から勉強する習慣をつけておきましょう。

中学2年生

  • つまずくポイント

    2年生になると学校生活にも慣れ、部活動も忙しくなり始めるので、勉強がおろそかになりがちです。実際に、1年生よりも2年生の方が勉強時間が短いというデータもあります。しかし、授業の進度が速くなり、内容もより高度になっていきます。今までと同じ勉強量・勉強のやり方では学習内容が定着しないまま先に進んでしまうため、授業についていけなくなるお子さまも多くいます。また、今までの学習内容を忘れてしまうお子さまも珍しくありません。受験学年までの1年間で、どこまで1・2年生の内容の理解を深められるかが勝負です。

  • 攻略法

    学校の授業で「わからない」と思ったときは、できる限り早めに疑問を解消する習慣をつけましょう。わからないときは塾や家庭教師の授業で質問して解決する以外にも、永久無料の映像授業「Try IT」を上手に活用しましょう。1単元が15分ほどの動画にまとまっており、ポイントをおさえた復習に効果的です。もちろん、予習にも効果的です。教科別では、数学の「一次関数」「合同な図形」、英語の「不定詞」が多くのお子さまがつまずきやすい単元です。高校入試でも頻出の単元なので、予習・復習にしっかり取り組みましょう。2年生のうちに、1・2年の総復習をして、受験の準備をしておきましょう。

中学3年生

  • つまずくポイント

    受験学年である3年生では、新しく習う単元の習得だけでなく、1・2年生の復習も同時に進めていかなければなりません。数学では二次関数や円周角・三平方の定理・相似、英語では現在完了形や関係代名詞と、最も難しい単元を学習します。しかし、それと同時に入試に向けて1・2年生の総復習もしていかなければならないため、バランスよく勉強することが非常に難しい学年です。

  • 攻略法

    3年生で重要なことは、それぞれの科目を計画的に勉強していくことです。まずは自分の得意科目と苦手科目を分析しましょう。得意科目は、入試に向けて普段の勉強から時間を計るなど、入試当日を意識した学習を心がけましょう。苦手科目やケアレスミスの多い科目は、つまずいた単元までさかのぼって学習できるよう計画を立てましょう。部活を引退するまでの間は、通学時間などのすきま時間を有効活用して、基本となる単語や用語の確認を行いましょう。

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